平成21年度開催 技術研究会(講習会)

感覚器調整法 〜鼻・口腔・皮膚〜


2010.3.28 東京技術研究会(吉祥寺) 講師:水谷 浩二

 

【鼻の基本的な調整法】

鼻の異常は、足からのもの(大腿二頭筋)と手からのもの(三角筋外側)とに分類される。ポイントとなる調整部位は、大腿二頭筋・三角筋外側に加えて、胸郭、頭蓋骨(前頭骨)、足底(第1中足骨と第2中足骨の間)、股関節などが挙げられる。

また、鼻は呼吸器(肺経)に属すため、表裏関係にある大腸経と胃経を利用して調整を組み立てると、症状の改善に即効性が期待できる。

 

 【口腔・顎関節の基本的な調整法】

口腔・顎関節は消化器だけでなく生殖器系と関係が深い部位です。そのため、頚部の調整や顎関節の直接的な操作に加えて、恥骨など骨盤の調整が重要となる。また、上顎骨はTh4(肩甲骨内側)やTh12、下顎骨はL4や温留(大腸経)などと関係があるため、これらの部位の調整も有効な刺激となる。

 

【皮膚(アレルギー)の基本的な調整法】

アレルギーの場合は、Th4の左側1系列や肩グウ(大腸経)などに反応が出現する。アレルギー性の症状は、「骨盤の歪みに頭が参加したもの」と捉えて調整を組み立てる。つまり、骨盤・胸郭・頭蓋骨の開閉の関係を整えることが基本となり「肝」や「腎」ならびに椎骨を利用した副腎の調整が重要となる。


感覚器調整法 〜眼・耳〜


2010.1.24 東京技術研究会(吉祥寺) 講師:水谷 浩二

 

【感覚器の基本的な調整法】

感覚器系の基本的な調整は、12種体形矯正法に経絡・経穴の刺激を加えながら組み立てる。特に、手足の陽経は「諸陽の会」と言われるように顔面ならびに頭部に流注するため、すべて治療対象となり、症状に対する即効性が期待される。

また、眼や耳に対する直接的な刺激(賦活法=機能促進法)や耳と側頭骨(乳様突起)など頭蓋骨の調整に加えて、仙腸関節(S2)、頚部(頚椎から上部胸椎)、腹部などが重要な調整部位としてあげられる。さらに、眼と「肝」、耳と「腎」などの臓腑との関係も考慮して調整を加えることでより効果的になる。

 

【眼の基本的な調整法】

眼の調整では、眼球の硬さを改善することが重要になる。ポイントとなる調整部位としては、仙骨(後頭骨との関係)、上頚交感神経節(C2,3)、後頭骨、腹部の振動圧や腸骨調整法などが挙げられる。

 

【耳の基本的な調整法】

耳の調整では、頭蓋骨(側頭骨)の変位を整えることが重要になる。ポイントとなる調整部位としては、乳様突起の変位、腋窩の硬結と会宗(三焦経)の刺激、アキレス腱の緊張による足関節の可動制限の改善に加えて、側腹部や大腿後面外側(胆経)などが挙げられる。


循環器調整法・心臓


2009.11.1 九州技術研究会(福岡・折尾) 講師:本多 茂代先生

 

循環器の調整法より『心臓』がテーマに取り上げられました。

循環器系と体形(循環器形)の解説に始まり、心臓と各関節の可動の関係(観察法)、救急法を含めた狭心症など心疾患の調整法、手関節・股関節の反射法による調整法、墓穴や賦活法など腹部による調整法など、大変多くのテクニックが紹介されました。

循環器系の故障で特徴的なのは、下肢や上肢の萎縮と可動制限(特に外転・内転)である。頭の乱れ(頭の疲労など)がある場合は、下肢の長さの左右差が顕著になる。また、腹部の血液循環に滞りがある場合は、上肢の長さに左右差(手が伸びないなど)が見られる。この四肢に見られる萎縮と可動制限を改善させてから、その他の調整をすることが循環器系の調整におけるポイントである。


経筋リリース・まとめ


2009.10.11 東京技術研究会(吉祥寺) 講師:水谷 浩二

 

過去6回に渡り生田会長を講師にお招きし、胸郭出口症候群・肩関節周囲炎・肘関節痛・膝関節症・坐骨神経痛など障害に対する「経筋リリースの方法」について研究会を開催してきました。今回はより多くの障害に対応することを目指し、部位別および経絡(経筋)別のリリース法としてまとめました。

参加してくださった方々のご意見やちょっとした工夫を発見することによって、リリース法の効果が大変高くなることが実感でき、とても素晴らしい“研究”会となりました。今後も、皆様と一緒に技術の向上に努めていけるよう励んで参ります。

経筋リリースは、関節の運動痛やつっぱり感・痛み・痙攣・しびれなどのいわゆる運動器系の症状(経筋病)に効果的であります。特に、激しい痛みや炎症などを伴い、関節の運動刺激が困難な場合などに経穴(阿是穴)の処置と経筋をリリースすることで、痛みの緩和や可動域の回復が容易になります。また、無理に動かす刺激ではないため患者さんの負担も軽減されます。

全身的な調整である「体形矯正法」で痛みの原因を取り除くとともに、患部に対して局所的な調整を可能にする「経筋リリース」を加えることで、症状の改善に即効性が期待できます。


上肢の関節調整法と障害別矯正法


2009.8.30 東京技術研究会(吉祥寺) 講師:水谷 浩二

 

上肢の関節調整は下肢と同様に、関節自体の変位を整える場合と操作部位から離れた関連部位を整えることを目的とする場合とがある。後者の場合は、頭蓋骨や骨盤だけでなく内臓の調整も可能にする。内臓との関係では、肩部は肺や気管支、肘部は肝臓や胃、手部は生殖器といったように同じ高さに存在する臓器を調整するのに効果的である。

また、上肢は自由上肢と呼ばれるように可動域が広く、体幹より外側に位置するため外傷を受けやすいことから様々な障害が起こる。しかし、仕事や生活において使わざるを得ない状況にあることが多いためなかなか改善しにくい部位である。(資料購入はコチラのページから


下肢の関節調整法と障害別矯正法


2009.6.7 東京技術研究会(吉祥寺) 講師:水谷 浩二

 

下肢は、体幹を支える土台となるため、どちらの下肢に不均衡があっても体幹の筋組織や内臓に影響を与える可能性がある。さらに、「第2の心臓」と呼ばれるように血液循環としての役割も持つ非常に重要な部位である。

下肢の変位は、体形の出現(姿勢の変化)を起こすだけでなく、腰痛・肩こりを始めとする全ての疾患に関係しているといっても過言ではなく、臨床経験が増えるほど下肢の調整の重要性が理解されるはずである。

 

【下肢の関節調整の目的】

1.関節そのものの変位を調整 → 筋肉の状態が整う

2.離れた関連部位を調整

 (1)関節の開閉を利用した調整法(関節反射法など)

 (2)コリレーション特性を利用した調整法

 (3)経絡・経穴を利用した調整法  (資料購入はコチラのページから


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