平成15年度開催 技術研究会(講習会)

経筋療法による経筋リリース・下肢編


2003.11.30 東京技術研究会(吉祥寺) 講師:生田 佑三会長

 

一言に下肢痛といっても前脛骨筋や腓腹筋の痙攣によるものから変性疾患としての腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などに起因するものなど多種多様です。
これらの下肢痛の鑑別や病態の把握のためには、東洋医学的検査法よりも西洋医学的徒手診断テストによるほうが有効的です。さらに、その徒手テストの技術は鑑別としてだけではなく、そのまま症状の経過観察や調整法へと応用でき大変利用価値の高い技術です。
坐骨神経痛と梨状筋症候群の症例における実技実習では上記の徒手診断テストによる確認に始まり、殿部や坐骨神経の経路に沿って出現する圧痛点の処置法、腸腰筋などの症状に関連する各経筋のストレッチ方法、そして経筋リリースなど多くのテクニックが紹介されました。


リンパ操法


2003.8.10 九州技術研究会(福岡・折尾) 講師:本多 茂代先生

 

リンパ操法は各刺激部位を擦過法や振動圧などの柔らかい刺激を用いて調整し、リンパ液の流れを促進し、組織の新陳代謝を活発にすることが目的であり、特に炎症性の疾患に効果がある操法です。
また、本多先生の長年にわたる臨床経験の中より今回取り上げられた症例をみますと、脾臓肥大、上肢の痛み、更年期障害、急性胃炎や胃潰瘍、不整脈や動悸などの心疾患、腎盂炎、肝臓・胆のうの消化器系疾患など応用範囲の広い操法です。
リンパ操法を十二種体形矯正法に取り入れることで、運動器系の障害だけではなく、消化器系や循環器系などのあらゆる疾患に対応することが可能で治療の幅が広がることは間違いありません。


経筋療法による経筋リリース・上肢編


2003.7.21 東京技術研究会(吉祥寺) 講師:生田 佑三会長

 

経筋リリースという治療法を初めて耳にする方も多いと思いますが、黄帝内経の「霊枢・経筋」篇に記述されている歴史の古い治療法です。また、単に古いだけではなく、現代医学的な考えである圧痛点治療「筋・筋膜トリガーポイント療法」の基になっているものです。

経筋リリースは経筋上に出現した阿是穴(経穴)を刺激し経筋をリリースすることで、筋病態(硬結・短縮)の軽減・消失および関節可動域の改善など、筋および軟部組織の機能障害を治療するためのテクニックです。つまり身体に出現した反応点(阿是穴)を検出し、その反応点を治療していくという 運動系医療の基礎的な考えにも当てはまります。さらに、この経筋リリースは運動器系の症状を呈するものに即効性があるため、臨床上も利用価値の高いテクニックなのです。


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